飛行機で起きる頭痛「飛行機頭痛」原因はと対処法は?予防できるの?

飛行機で起きる頭痛「飛行機頭痛」原因はと対処法は?予防できるの?

飛行機で起きる頭痛「飛行機頭痛」原因はと対処法は?予防できるの?

飛行機に乗ると急な頭痛を経験した方もいらっしゃると思います。

 

体験された方ならばわかると思いますが、この頭痛は急に発生して、その後、何事もなかったように痛みが無くなる場合がほとんどです。

 

 

この頭痛は飛行機頭痛と呼ばれており、発症する方がそれなりにいることが分かっています。

 

この飛行機頭痛は瞬間的にかなり激しい痛みを伴うことから、一度経験するとかなり印象に残り、トラウマになってしまう方もいるようです。

 

 

飛行機頭痛を心配しながらフライトを過ごしたり、実際、飛行機頭痛が発症してしまうと、せっかくの楽しい旅行が台無しになりますよね。

 

 

ではその予防策はあるのか?と言うと、鼻や耳の通気性を上げることで、発生する確率を下げることは出来るようです。

 

 

飛行機頭痛がなぜ発症するのか、そしてどうして耳や鼻の通気性を上げると、飛行機頭痛になりにくいのか?

 

簡単に説明していきたいと思います。

飛行機頭痛は、どのような人が発症しやすいのか?

私の周囲で飛行機頭痛を経験したことのある方の話を聞くと、1つの共通点があることに気が付きました。

 

もちろん女性や年配の男性でも、飛行機頭痛を経験している人もいましたが、圧倒的に30代の男性に経験者が多いことが分かりました。

 

 

実際、私自身も初めて飛行機頭痛を経験したのは30歳前半の時で、40歳を過ぎたころから、発症した記憶がほとんどありません。

 

 

理由ははっきりとは分からないようですが、統計的にも飛行機頭痛は20〜40代の男性が発症する傾向が強いそうです。

飛行機の頭痛は痛みにも特徴がある

飛行機頭痛を経験された方ならば分かると思いますが、普段はあまり経験したことが無い箇所に、普段とは違う痛み方で頭痛が発症する特徴があります。

 

 

もちろん個人差や状況によって違いはあるとは思いますが、飛行機頭痛の特徴は:

 

  1. 目の奥や鼻の奥に激しい痛みが生じる
  2. 突き刺されるような痛みや、えぐられるような痛みを感じる
  3. 突然痛みが発症し、突然、痛みがなくなる

 

というものです。

 

 

私も初めて飛行機頭痛を経験した時、今まで経験したことのない種類の痛みでしたので、脳梗塞などの大きな病気が発症したのではないかと、本気で怖くなった記憶があります。

 

当時は飛行機頭痛の知識がなく、心配になってCAに助けてくださいと言おうかと、本気で悩んだほどの痛みでした。

 

 

しかし多くの場合は、一過性の飛行機頭痛で、大きな病気でないケースがほとんどです。

 

機内でこのような痛みを感じたらば、まずは飛行機頭痛を疑ってみるのが良いかと思います。

飛行機頭痛の原因は鼻や耳の通気性にある?

飛行機頭痛の経験者に話を聞くと、その多くが離着陸時に発生することがわかります。

 

飛行中や着陸後も頭痛が治らない場合もありますが、急な頭痛が発生するタイミングは離着陸時がほとんどで、水平飛行になってから発生するのはまれなようです。

 

 

これは飛行機頭痛の原因によるところが大きいです。

 

飛行機頭痛がおこる一番の原因は、機内の気圧の急な変動に体がついて行けないからです。

 

 

人は気圧の変動に鼻の奥にある空洞(副鼻腔)で調整を行いますが、変動が急すぎて、調整が追いつかないことで、激しい頭痛がおこると言われています。

 

副鼻腔が圧迫されたり膨張したりして、それが頭痛につながります。

 

 

よく飛行機に乗ると耳がキーンとしたりしますが、これも鼓膜で気圧の調整が上手くできないことから発生します。

 

簡単に飛行機頭痛の原因をサマリーすると、気圧の急激な変化で鼻や耳の調整が上手くできず、通気性に問題が発生することで発症すると言えます。

 

 

私も原因を知ってから、気圧が安定すれば頭痛が無くなると分かり、飛行機頭痛が発生しても、以前ほどは心配することが無くなりました。

 

少なくとも、時間が解決してくれると思うと、痛みにも耐えられるようになりました。

飛行機頭痛の対処法は?

鼻や耳の通気性が飛行機頭痛の原因とのべましたが、それが分かると予防策も立てやすいと思います。

 

まず一番簡単な方法は、点鼻薬などを使って鼻の通気性を事前に改善しておくことをおすすめします。

 

 

特に花粉症の時などは、鼻が詰まっている状態で飛行機に搭乗すると、飛行機頭痛が発症する確率が上がるといわれています。

 

 

その時は点鼻薬などで、通気性をよくするなどの予防策が効果的なようです。

 

同じ理由から鼻腔膨張テープを張って、鼻の通気性を上げる方法もあります。

 

 

しかし何の準備もせずに、機内で突然、飛行機頭痛が発症した場合はどうすれば良いでしょうか?

 

 

いくつか対処策はあります。

 

 

  1. 鼻をかんで通気性を上げる
  2. あくびをしたり、耳抜きをして耳の通気性を上げる
  3. あめをなめたり、水を飲んだりする

 

 

そのほかにも、飛行機頭痛は気圧の変化に伴う、自律神経の乱れも原因だと考えられているので、温かい飲み物を飲んだり、体を動かして自律神経を回復させるのも効果があります。

 

 

私も花粉症の季節に飛行機の乗る場合は、点鼻薬を持って行きます。

 

これが私には一番効果があるように思えて、体調が悪いときのフライトでは、花粉症でない時も、点鼻薬を使ってから搭乗するようにしています。

まとめ

飛行機頭痛を経験された方ならばわかると思いますが、痛みが通常の頭痛とはけた違いに強く、二度と起こって欲しくないと思います。

 

しかもいつ発症するか分からないので、離着陸時は少し気が重くなることもあります。

 

 

ですが、事前に点鼻薬を使ったり、アメなどを持参しておけば、少しは安心してフライトを過ごせることが出来ます。

 

さらに飛行機頭痛が発症しても、鼻や耳の通気性を上げることにより、頭痛は軽減する場合もありますので、知識と準備は大切です。

 

 

私もさまざまな対処策を試した結果、自分には点鼻薬と耳抜きが一番効果的であることを学びました。

 

これを知ることで、今ではほとんど飛行機頭痛に悩まされることが無くなりました。

 

 

あなたもいろいろな対象法を試してみて、自分にあったものを見付けて快適なフライトをお楽しみください。

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