飛行機で東京から北海道へお得に行くには？LCCの上手な使い方は？
国内のみならず、海外からも注目の観光地として不動の位置を誇る北海道ですが、北海道へ向かう場合、どのような交通手段があるでしょうか？
東京から北海道へ向かう場合、多くの方は飛行機で行くと考えるのではないでしょうか？
多くの観光客が飛行機で訪れる北海道は、航空会社にとってもドル箱路線で、いくつもの航空会社が乗り入れています。
その中でも東京と道都・札幌（千歳）を結ぶ路線は競争が激しく、選択肢も広がっています。
上手にLCC航空会社を使うことが、お得に東京―北海道を旅する方法と言えます。
また搭乗する航空会社、時期、時間帯、どこの空港を使うかなどによって、料金にも大きな違いが生じます。
目的によっておすすめの航空会社や座席なども事前に知っていると、よりお得により楽しめる北海道旅行になります。
今回は東京と北海道の路線について、簡単に説明したいと思います。
東京から北海道へ行くには飛行機が本当にベストな行き方なのか？
新幹線が函館まで延長されて注目を浴び、北海道への交通手段の幅が広がりました。
このニュースを見て、新幹線で北海道を目指そうと考えた方もいらっしゃるかもしれません。
では、そう考えた方が本当に新幹線を使用して北海道に向かったのでしょうか？
2016年の国土交通省の統計を見ると、東京から北海道を訪れた方の98.5％が飛行機を利用したとなっています。
新幹線で函館まで行けるようになっても、やはり飛行機を使う方が圧倒的に多いと言えます。
飛行機が支持されるのは、時間と乗継など手間がかからないというのが一番の理由です。
では飛行機での北海道移動に、弱点は無いのでしょうか？
実は新幹線を選ぶ方が上げる理由に、飛行機のウイークポイントが隠されていました。
冬場、北海道の空港を悩ますのが、雪による欠航です。
雪に強いという面で見ると、鉄道に軍配が上がるようで、大雪が予想される中、確実に北海道に行かなければならない方は、新幹線を選ぶ方もいます。
冬に北海道へ飛行機で行く場合、雪による遅延や欠航を考えておくことが必要です。
以前私も、千歳空港で欠航に出くわして、予定より2日半も遅い帰京になったことがあります。
札幌のホテルも取るのに一苦労して、鉄道を乗り継いで帰った方が早かったと、後で気が付きました。
飛行機で東京 北海道を移動する場合、どのようなルートがあるのか？
東京から北海道を飛行機で目指す場合、多くの方が羽田-千歳というルートを思い浮かべると思います。
実際、このルートの移動者が一番多く、この路線が東京と北海道を結ぶ主要路線であることは間違いありません。
各航空会社がこの路線に力を入れており、飛行している便数も飛びぬけて多いものとなっています。
この路線に乗るたびに思うのですが、何時も満席で、時には希望する時間帯の便が取れないこともあります。
需要とバランスの関係もあると思うのですが、料金も割高に感じる場合があります。
特にANAとJALのフルコストキャリアは往復で5〜6万の運賃ですし、少し割安のAirDOやSkymarkでも3-4万はかかる場合があります。
では東京から北海道にもっと手軽に飛行機で行くことは出来ないかというと、方法はあります。
LCCを使えば良いのです。
東京〜札幌間のルートは羽田発のものに限りません。
多くのLCCは羽田ではなく、成田空港から千歳へフライトを飛ばしています。
しかもフルコストキャリアと比較すると、かなり割安な料金で移動するこが出来ます。
今、成田-千歳間のフライトがある航空会社は、ジェットスター・ジャパン、バニラエア、春秋航空日本です。
LCCの場合、日程にもよりますが片道1万円以下で千歳まで行けるチケットを販売していますし、キャンペーンなどでは片道5千円以下というものもあります。
LCC航空会社を使い東京から北海道へ行く際の注意点は？
一見、LCCがお得に思えますが、出発地は羽田ではなく成田です。
成田までのアクセスが悪い方や交通費が高くつく場合は、羽田発とよく比較してどちらがお得かを比べることをおすすめします。
私の友人で、埼玉の北部に住んでいる方は、成田空港までの往復交通費が高くついて、LCCのメリットをあまり感じられないと嘆いていました。
さらに気を付けたいのは、冬場にLCCを使う場合です。
冬場に飛行機で北海道へ向かう場合、雪による欠航が常にリスクになります。
フルコストキャリアの場合、フライトの欠航や遅延には比較的フレキシブルに対応してくれますが、LCCは必ずしもそうではありません。
また保有している機材の数が、フルコストキャリアとLCCでは大きな差があります。
多くの機材を持っていれば、トラブルが発生しても機材のやりくりをして乗客を運ぶことが出来ますが、LCCのように機材の数が少ない航空会社はそれが出来ません。
LCCを使用して北海道へ旅行する場合、このリスクを考えて利用したいものです。
以前、札幌で雪のため欠航に出くわしたことがありましたが、滑走路の除雪作業が終わった後、自分が乗るANAはすぐに運行を再開しましたが、LCCはなかなか機材の準備が出来なかったのを目にしました。
飛行機で東京から北海道へ安く行ける季節がある？
東京と北海道を結ぶ路線は人気があり、航空券の価格も高いと書きましたが、季節によっては、比較的安い航空券を手に入れることが出来ます。
それは冬場の12―2月です。
もちろん、年末年始と雪まつりの季節には航空券は高騰しますが、その期間を外すと安いチケットを見かけることがあります。
北海道は季節の良い夏場に多くの観光客が訪れますが、冬場は比較的観光客が少ないという統計があります。
海外からの観光客には、雪を見るという目的で冬の北海道も人気がありますが、東京に住む日本人には、やはり夏場の北海道が好かれるようです。
時間に余裕があり、雪で欠航した場合でも対応出来る方には、LCCで行く冬の北海道はおすすめかもしれません。
飛行機で東京から北海道へ向かう時は左側の席を予約する？
東京から北海道へ向かう便の座席を予約しようとすると、あることに気が付きます。
それは進行方向左側の窓側の席が、混雑していることです。
私も初めはあまり気にしていなかったのですが、旅慣れた方から聞いた話で、“なるほど”、と思いました。
東京から北海道への航路は、本州の太平洋岸を飛行するルートが一般的です。
飛行機の右側は海しか見えませんが、左側は本州の山や街並みが見えます。
リアス式海岸が見えることもあり、左側の窓席が人気の理由となっています。
私も千歳へ向かう便で左側の窓席に座るようにして、景色を楽しんでいます。
まとめ
人気の観光地である北海道は、訪れる観光客やビジネス客も多い場所です。
また飛行機以外の方法で東京から行くには時間もかかることから、東京-北海道の路線は常に混んでいる印象があります。
また各航空会社にとってもドル箱路線であるので、航空券の価格もそれなりに高い点が特徴です。
しかし旅の用途や時期などの特徴を知っておくと、お得に快適に旅行出来る場所でもあります。
ビジネスやどうしても遅れられない用事の時はフルコストキャリア、時間に余裕がある旅行の場合はLCCと、航空会社を使い分けることだけでも満足度は上がると思います。
それに日程を選ばない旅行の時は、観光客が少ない時期を選べば、思いがけないほどお得な旅ができることもあります。
私も家族旅行の時は、人気のない時期を選んでLCCで北海道へ向かいます。
TPOに合わせて移動手段を選んで、北海道旅行を楽しんでください。
なおチケットの取り方についてはこちらの記事で解説してます。
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