空港の免税店はどのくらいお得なの?市中の免税店との違いは?

空港の免税店はどのくらいお得なの?市中の免税店との違いは?

空港の免税店はどのくらいお得なの?市中の免税店との違いは?

消費税が10%になることが決まり、税金もけっこう高いなと感じることが増えました。

 

空港内で免税を見かけると、このチャンスに買っておいた方が良いかなーと感じる時もあります。

 

 

でも、どのくらい免税店は安いのか?本当に免税店で買うとお得なのか?と考えてしまうと、買おうか迷ってしまいます。

 

特に出発する日本の空港だと、海外の方が良くてお得なものがあるのではないかと、見送ってしまうこともあります。

 

 

また最近は海外から日本への旅行者も多く、インバウンド需要を期待した免税店を市中でも見かけるようになりました。

 

どこで買うのが一番お得なのか?ますます迷ってしまいます。

 

 

しかし間違いなく空港の免税店で買うのが良いのは、たばこやお酒などの税率が高い商品と、日本国内のブランド直営店で買おうと考えている商品がある場合です。

 

 

空港の免税店と市中で見かける免税店の違いについて、また空港免税店の上手な使い方について簡単に説明したいと思います。

免税店は2つのタイプがあるので、注意が必要

空港の免税店をお得に使うには、まずは免税店の種類や仕組みについて理解する必要があります。

 

一般的に、免税店には、

 

  • DUTY FREE SHOP
  • TAX FREE SHOP

 

の二種類があります。

 

 

同じように見えますが、2つには大きな違いがあります。

 

 

まずDUTY FREE SHOPはほぼすべての税金が免除される免税店で、消費税の他にたばこ税や酒税などの付加価値税(VAT)も免除になります。

 

一方でTAX FREE SHOPは消費税だけが免税になる免税店で、市中などでTAX FREEという看板をかかげるお店を見かけると思います。

 

 

以前は空港内の出国審査場を通った先のスペースにある免税店はDUTY FREE SHOP、市中にある免税店はTAX FREE SHOPなのが一般的でした。

 

しかし今は販売事業者が許可を得て、市中にもDUTY FREE SHOPを開店することが出来るようになりました。

 

 

過去のなごりから、DUTY FREE SHOPは空港型免税店と呼ばれ、例えば三越銀座や新宿高島屋などの免税店は、市中にあるにもかかわらず空港型免税店です。

 

 

私もこの違いを知らずに市中のTAX FREE免税店でお酒を買ってしまい、免税なのに高いなーと感じたことがありました。

空港の免税店は日本人も使えるの?

空港型免税店は、おもに訪日観光客のインバウンド客を狙ったものです。

 

日本に住む日本人も、その恩恵を受けることが出来るのでしょうか?

 

 

答えは、Yesです。

 

 

海外に出かける予定のある日本人も、免税店を使って免税を受けることが出来ます。

 

ただし、気を付けないといけないこともあります。

 

 

出国審査場を通った後にある空港の免税店で買った免税品は、その場で手にすることが出来ます。

 

しかし市中にある空港型免税店や、出国審査場の手前にある免税店では、お店の店頭で商品を受け取ることが出来ない場合があります。

 

 

これは免税の仕組みが理由です。

 

免税品は日本国内では消費しない代わりに、商品に税金をかけないというルールで成り立っています。

 

 

市中で買った免税品をその場でお客に渡すと、日本国内で消費される恐れがあるので、空港の出国審査場の先で渡す仕組みになっています。

 

出国審査場を通ると、その先の空間は日本ではないという位置づけなので、そこにある免税店では、商品をその場で渡してくれることになります。

 

 

初めて市中の空港型免税店で商品を買った時、本当に空港で商品を貰えるのか、少し不安になりましたが、空港での引き渡しは非常にスムーズでした。

空港免税店で商品を買うメリットは?

日本の主要空港へ行くと、そうそうたるブランドの免税店が並んでいます。

 

商品も比較的、日本人向けのものが揃っている印象を受けます。

 

 

店の中へ入って商品を手に取り値段を確認しますが、本当に安いのか分からない場合があります。

 

特にネットでディスカウントされて販売しているブランド品と比べると、どちらがお得なのか分かりません。

 

 

では空港の免税店で買うメリットは何でしょうか?

 

それは間違いない正規品を、定価より安く買える点です。

 

 

ネットでディスカウントされたブランド品の中には、偽物も混じっていると言われています。

 

その心配をせずに正規品を安く買える点が、空港免税店の魅力です。

 

 

以前、ネットでかなり安くなっているブランド品のバッグを買ったところ、偽物であったということがあります。

 

このような心配をしなくて良いのは、精神的にかなり良いと言えると思います。

空港の免税店でこれを見たらば買いというのは?

空港の免税店は、国内の直営店と比べると、どのくらい安いのでしょうか?

 

付加価値税がかからない商品でも、少なくとも消費税分の8%は、間違いなく安くなっているはずです。

 

 

以前、羽田空港の免税店を調べた方から聞いた話では、各ブランドとも、市中にある直営店より10-20%程度安いといのことでした。

 

自分の経験からも、だいたいそのくらいのお得感があると思います(あくまでも目安です)。

 

 

しかし私が目を付けているのは、時々見かける免税店で行われているセール品です。

 

理由は分かりませんが、一部の商品が元値から値引きされているのをまれに見かけることがあります。

 

 

かなりのお得感があり、以前、空港で見かけた有名ブランドのバッグは、市中の直営店の半値まで下がっていて、即買いした記憶があります。

 

時間に余裕があれば、セール品が無いか免税店を見て回るのも楽しいものです。

たばこやお酒はかなり割安になる

免税店で間違いなくお得な商品は、付加価値税が高いたばこ、お酒、香水などです。

 

例を挙げると、1箱410円で販売しているたばこに占める税額は264.4円です。

 

 

たばこ代より税金の方が高いのは驚きですが、税金が免除されるたばこは非常に割安感があります。

 

同じようにお酒や香水なども、税金が免除されることから魅力的な価格で購入することが出来ます。

 

 

私はたばこを吸いませんが、喫煙者の知り合いにたばこを買って帰ると、非常に喜ばれます。

 

ただし、それぞれ免税が適応される量に上限があるので、注意が必要です。

まとめ

あまりお得感がないという方もいる空港の免税店ですが、お得な使い方や商品を覚えておくことで、上手に使えます。

 

特に税金が高いたばこやお酒は、割安に買うチャンスです。

 

 

また最近の空港はブランドショップにも力を入れており、よい商品を店頭に並べていることもあります。

 

欲しい商品があれば、事前に市中の直営店やネットで販売価格を調べておいて、空港へ向かうのが一番確実です。

 

 

また空港の免税店でどの商品がいくらで売っているのかを、ネットで調べられる場合もあるので、これも要チェックです。

 

 

上手く空港の免税店を使って、楽しい買い物をしたいものです。

 

 

こちらの記事もおすすめです。

 

⇒空港で外貨に両替するのは損?日本で交換したほうが良い通貨は?

⇒目次に戻る

関連ページ

空港ラウンジサービスって誰でも利用できるの?条件や使い方は?
空港で時間を潰すのは意外と大変ですよね。 そんなときにおすすめなのが、ラウンジでゆったりと時間を過ごすことです。 ラウンジはファーストクラスや特別な人しか入れないと思っている方もいるかもしれませんが、答えはNOです。 少し知識を持っていて簡単な事前準備をしておけば、世界中の多くのラウンジにほぼ誰でもアクセスできます。
空港で外貨に両替するのは損?日本で交換したほうが良い通貨は?
外国への旅行で準備が必要なものに、外貨の両替があります。 手間を考えると、空港で外貨に両替するのが一番楽ですが、空港で外貨に換えると手数料が高いという声を聞きます。 実際手数料は高いのでしょうか?また空港の両替所で換えるよりお得で手軽な方法も、簡単に説明したいと思います。