機内映画のおすすめは?押さえておきたい映画のジャンルは?
退屈な機内での楽しみは、機内食と映画という方も多いと思います。
機内食は選べる種類は数種類ですが、機内の映画はかなり豊富なラインナップが揃っていて、どれを観ようかワクワクします。
長時間フライトに搭乗すると、何本も映画を見る時間があるので、食事より楽しみにしている方もいるようです。
では飛行機の中で観るべき映画はあるのでしょうか?
人それぞれ好みがあるので、これだと言い切るものはありませんが、このようなジャンルや条件の映画がおすすめだというものはあります。
まず簡単なストーリーで、テンポの良い映画がおすすめです。
そしてあまり長い放映時間の映画は、おすすめできません。
また日本の映画館で公開中の新作の映画なども、見逃したくないですね。
その理由や、逆におすすめできない映画についても簡単に説明したいと思います。
なぜ日本で公開される前の最新映画を機内で見れるの?
機内でおすすめしたい映画のジャンルに、最新作の映画があります。
日本では映画館で公開されている映画を機内で楽しめる場合があり、映画代が浮いたことになります。
もっとお得なのは、海外ではすでに封切られている話題の新作が、日本で公開される前に見れる場合もあります。
特に海外系のエアラインは、世界で話題になっている映画をタイムリーに提供してくれることもあります。
このようなチャンスに出会った場合、話題作を見るしかありませんね。
しかしどうして日本公開前の映画を、機内では見ることが出来るのでしょうか?
答えは機内で提供される映画は、航空会社が独自に映画会社から配給権を得ている場合があるからです。
例えばJALの場合、JALブランコミュニケーションという会社が、機内映画の買い付けを行っています。
日本国内向けの配給権とは別の契約となっていますし、国際線の機内の中は日本国内ではなく海外という位置づけなので、日本国内より先に最新作を放映しても問題がありません。
ただし、機内で最新作を見る場合、一点だけ国内で見る場合と違う点があります。
それは日本語の字幕や吹き替えが、機内映画は独自のものである点です。
日本公開前の場合、国内の正規配給会社の吹き替えが間に合わないからです。
以前、私も機内で最新作を見ている時、字幕に少し変だなと感じたことがありましたが、理由はそういうことでした。
せわしない機内で映画を見る場合、複雑なストーリーは頭に入らない?
機内で映画を見ていると、機内放送のたびに映画が中断され、イライラした経験はありませんか?
また隣の席の乗客が通路に出るために映画を見るのを中断したり、食事がサーブされるたびに画面から目を離さなければいけないこともあります。
映画館や自宅で映画を見るようにはいかないのが、機内の環境です。
このような落ち着かない環境の場合、複雑なストーリーだとなかなか頭に入ってこないことがります。
以前、私も複雑なサスペンス映画を見ていた時、何回も巻き戻してストーリーを確認しないと、内容について行けなかったことがありました。
また見終わった後に、あまり内容を覚えていないようなことも経験しています。
やはり軽快で分かりやすいストーリー内容のものが、機内で見るには向いているようです。
リラックスして気楽に見れる映画を選ぶのが、機内映画を楽しむ技とも言えます。
機内映画は短い放映時間のものを見るのが良い?
機内で映画を見ていて、クライマックスに差し掛かった時、“間もなく離陸体制に入るので、機内放送を終了します”というアナウンスを聞いた経験をしたことはありませんか?
これでは目的地についても、モヤモヤ感が残って、旅を楽しめません。
それを避けるためにも、フライト時間と映画の放映時間はしっかりと確認してから、見始めたいものです。
さきほども書きましたが、機内で映画を見ると、中断させられる場面が多々あります。
特に目的地に近づいて来ると、機内アナウンスの回数も増えて、中断の時間も思いのほか増えます。
放映時間プラス10-20分程度の余裕を持って、見る映画を決める方が良いと思います。
長時間フライトに乗る場合、放映時間など関係無いと思うかもしれませんが、長時間のフライトだと、退屈して何本も映画を見る場合があります。
何本も映画を楽しむ場合、やはり放映時間は気にしながら映画選びをしたいものです。
以前、長時間フライトに搭乗した際、最後に選んだ映画が思いのほか名作でしたが、エンディングを迎える前に目的地に到着してしまった経験があります。
エンディングが気になり、翌日、映画館まで出向いてその映画を見た嫌な思い出があります。
機内映画で絶対に見てはいけないジャンルは?
軽快で分かりやすいストーリーの映画がおすすめと言いましたが、逆にこれは見ない方が良いというジャンルはあるでしょうか?
これは想像が付くかもしれませんが、飛行機事故がテーマの映画は避けたいと思います。
飛行機が墜落したり、ハイジャックされる映画は、いくらフィクションとは言え、機内で見るのはおすすめできません。
少し機体が揺れたり、ましてやタービュランス状態の機内で、映画とはいえ墜落する映像を見るのは精神的に良くはありません。
以前、映画ではありませんが、大人気アメリカドラマのLOSTという作品を見ましたが、飛行機が墜落して無人島へ漂着した内容で、見たのを後悔した経験があります。
地上でLOSTを見ていた時は、人気になる理由が分かる素晴らしいストーリーだと思っていましたが、機内で見るものではないと実感しました。
まとめ
フライトを楽しむために大いに役に立っている機内映画ですが、見る映画をしっかりと選ぶことによって、さらにフライトを充実した時間にできます。
これから楽しい旅行に出発していく場合は、気持ちが上がる内容の映画を選ぶのが良いでしょう。
また旅から自宅に戻るフライトでは、感傷的なストーリーを選ぶのも良いかもしれません。
どちらも地上で見るより、映画を楽しめるのではないでしょうか?
しかし映画選びを間違えてしまうと、逆にストレスになったりするので注意が必要です。
機内映画にマッチした作品、自分のその時の気分や状況にあわせて映画を選んで、より楽しいフライトをエンジョイしてください。
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