飛行機のトイレで待たない方法は?快適に使うにはどうする?
飛行機のフライト中、自分が行きたいタイミングでトイレに行けずに、困った経験はありませんか?
食事の時間帯にぶつかってしまったり、トイレに行こうとしたらシートベルト着用のサインが出たり、トイレの前に長蛇の列が出来ていて、なかなか自分の順番が回ってこない場合など、本当に困りますよね。
それ以外にも、窓側や真ん中の席で通路に出るために、通路側の乗客に一度どいてもらうなど、気を使わなければならず、トイレを我慢する方もいるようです。
楽しいはずの旅も、機内のトイレのことを考えると少し気が重くなることもあります。
では快適に機内のトイレを使える方法はあるのか?と聞かれれば、少しの工夫で使いやすくなる方法はあると言えます。
ポイントは通路側の席に座ることと、トイレに行く時間帯を工夫することで、各段に快適にトイレを使用できるようになります。
フライト中にトイレで困ることが少なくなる方法を簡単に説明させて頂きます。
飛行機のトイレはなぜ混雑するのか?
以前、機内のトイレの近くの座席に座ると、常に通路にトイレ待ちの人が並んでいるように感じる時がありました。
私も始めは“トイレの数が限られているからかな”とあまり気にしていませんでしたが、自分も飛行機に搭乗すると、通常よりトイレの回数が増えていることに気が付きました。
調べてみると、飛行機の機内は地上より気圧が低いことが原因で、トイレが近くなる現象があることが判明しました。
機内の気圧は地上の80%程度と言われており、この結果、体内の血圧が上昇し、通常時よりも脳に多くの血液が流れ込みます。
脳に多くの血が流れると、脳は体内に水分が多すぎると反応し、体内から水分を出そうと体に命令を出します。
その結果、普段よりもトイレが近くなり、飛行機のトイレは必要以上に混むことになります。
飛行機のトイレが近い人は必ず通路側の席を確保する
飛行時の機内では、通常よりトイレが近くなることが分かりましたが、座る座席によってはトイレに行くときに、周りの乗客に気を使う場合がありますよね。
窓側の席に座ってしまうと、バルクヘッドでもない限りは、隣の席の乗客の協力なしには、通路へ出れません。
頻繁にトイレへ行きたくなるような場合、隣の乗客に申し訳ないと思い、トイレを我慢してしまうこともあります。
私も長時間のフライトで窓側の座席に座った際、隣の席の乗客がフライト中、ほとんど熟睡していて、トイレに自由に行けずに非常に困った経験があります。
どうしてもトイレに行きたい場合は、隣の席の乗客を起こさなければならず、気まずい思いをします。
普段からトイレが近い方は、考えるだけで気が重くなりますよね。
そのような方は、可能な限り通路側の席を確保することをおすすめいたします。
通路側の席ならば、自由に通路までは出れますので、ストレスはありません。
しかし、自分が寝ている時に、窓側の席の乗客に起こされることは、覚悟しておく必要があります。
飛行機のトイレは行くタイミングが肝心
通路側の席を確保して、これでトイレは自由に行けると安心するのはまだ早いです。
機内のトイレに向かうと、そこには長い列が出来ている場合もあります。
しかも1人1人のトイレの使用時間が長いので、なかなか順番が回ってこないということもあります。
これを避けるには、トイレが空いている時間を狙って、トイレに行くことをおすすめします。
機内のトイレが空いている時間帯は?というと、離陸後、シートベルトサインが消えた直後や、機内食が出る前などと書かれている記事をよく見かけます。
それは正しいですが、実はかなりの確率でトイレが空いている時間帯があります。
それは乗客が食事をしている時間帯です。
機内食を食べるためにテーブルを降ろしていると、通常は身動きが取れなくなります。
そのような状態でトイレに行ける方はあまりいませんので、トイレは空いていることになります。
そうまでしてトイレに行こうと考える乗客はあまりいませんので、待たずにトイレに入れる場合がほとんどです。
しかし通路側に座っている場合は、食事のトレイを手で持ち上げれば、通路に出ようと思えば出れます。
私は必ずその方法を使ってトイレに行きますが、ほぼ待たずにトイレに入れます。
また食事のトレイを手に持って、通路に出ることも始めはぎこちない動作でしたが、慣れるとスムーズに行えるようになりました。
ぜひあなたも試してみてはいかがでしょうか?
この時間帯ならば待たずにトイレに行けると考えるだけでも、かなりストレスが軽くなりますよ。
飛行機のトイレに自由に行くには最強の席・バルクヘッド
トイレへ自由に行くには通路側の席を確保するのが王道ですが、長時間のフライトでは熟睡している時に、窓側の席の乗客がトイレに行く際、起こされる場合があります。
トイレにも自由に行けて、睡眠を邪魔されない席など、ビジネスクラスにでも乗らない限りないのでしょうか?
エコノミーでもこのような席はあります。
バルクヘッドという席ならば、窓側の席でも通路に自由に出れる構造になっている場合があります。
飛行機の座席はいくつかのかたまりになっていて、そのかたまりの先頭の席をバルクヘッドと言います。
この席は自分の前に席がなく、広い空間になっている場合が多く、この空間を使えば窓側の席でも通路へ比較的自由に出入りが出来ます。
バルクヘッドならば、トイレに自由に出れるだけでなく、睡眠も邪魔されずに過ごせます。
私も体調が悪くトイレに頻繁に行かなくてはいけない時がありましたが、バルクヘッドに座れたお蔭で、問題なく長時間フライトを乗り切ることが出来たい経験があります。
もしバルクヘッドが予約できる機会があれば、ぜひ押さえてみてはいかがでしょうか。
まとめ
楽しい旅も、フライト中にトイレで苦しい想いをすると、台無しですよね。
それを避けるためにも、トイレに近い方やトイレが心配な方は、通路側の席を確保することを強くおすすめします。
私も通路側の席が取れただけで、トイレに行く心配やストレスがかなり軽くなり、フライトを楽しめる気持ちになることがあります。
窓側の席で、行きたい時にトイレに行けなかったらばどうしようと、考えなくてすみます。
またトイレに行くタイミングも重要で、少しトイレに行きたいと感じたらば、トイレの空き具合をこまめにチェックするのも良いと思います。
通常は食事の時などが狙い目ですが、思いがけないタイミングでトイレが混んでいない時もありますので、空き具合に注意を払って見ておくのも良いと思います。
以前、気流が悪く、終始シートベルトサインが点灯している状態のフライトに乗り合わせ、トイレが混雑していましたが、空き状況を注意深く観察していたおかげで、スムーズにトイレを使うことが出来ました。
少しの工夫で快適なフライトを楽しんでください。
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