空港でシャワー、出発前にすっきり出来る?誰でも使える施設は?
羽田など空港の24時間稼働の空港が増える中、深夜便が充実したことで、旅行の幅が広がっています。
平日仕事を終えた後、夜の便で出張や旅行に出かける方も増えています。
実際、夜の便に搭乗するため、オフィスから空港へ向かうと気になることがあります。
それは出発前にシャワーを使えたらば、リフレッシュしてより快適にフライトを楽しめると感じる点です。
一日中仕事に追われて、その足でいざ飛行機に乗ると、やはり汗や体のべたつきがきになる場合があります。
特に夏場はそのような状態で狭いシートに乗り込むと、やはり不快に感じてしまうケースがよくあります。
仕事場から一度自宅へ戻って空港へ行く余裕があればよいのですが、時間の関係で空港へ直行しなくてはいけない場合、空港でシャワーでも浴びれたらば嬉しいと思います。
では、空港でシャワーを浴びることは可能でしょうか?
国際便が就航している主要空港ならば、探せばだいたいシャワーの設備はあります。
これは世界の主要空港も同様で、大きく分けて3タイプのシャワー設備を構えている空港が一般的です。
- 空港施設内にあるシャワー室
- 空港に隣接しているエアポートホテル内にあるシャワー室
- 航空会社のラウンジ内にあるシャワー室
それぞれのタイプで有料・無料、有料、使用料金、使える資格など、簡単に説明していきたいと思います。
また快適に、お得に使うにはどうすればよいかなどについても、ふれていきたいと思います。
空港施設内にあるシャワー室は誰でも使える?
空港内にはいくつかのタイプのシャワー室がありますが、万人にとって一番使い勝手が良いのが、空港施設が持っているシャワー室です。
なぜ使い勝手が良いかというと、主要空港の多くに存在する施設で、基本的に誰でも利用ができるからです。
お金さえ払えば、利用時間の制限はあるものの、自由に使えます。
搭乗前に素早くシャワーを浴びて、リフレッシュしたい方にはもってこいの施設です。
料金も比較的リーズナブルなところが多く、例えば羽田空港の国際ターミナルにあるTIATシャワールームは30分1030円で、延長15分毎に520円です。
ドトールで使える200円券もついていて、シャワーを浴びて、そのあとコーヒーも楽しめる内容です。
なかなか使い勝手が良い空港施設内にあるシャワー室ですが、何点か注意が必要なこともあります。
空港内施設にあるシャワー室は待ち時間が問題!
空港内施設にあるシャワー室の良い点は誰でも利用できることだと言いましたが、時にはそれが問題になることがあります。
誰でもリーズナブルな料金で使用できるため、混雑している場合があります。
これから出発される方は、フライト出発までの時間にシャワーを浴び終わる必要があります。
しかしシャワー室の数が限られているので、混雑しているときには飛行機の出発時間まで間に合わないことがあります。
羽田空港のTIATシャワー室の場合、14部屋のシャワー室がありますが、私も何度か待ち時間が長くて利用を断念したことがあります。
また事前予約を基本受け付けないので、フライトまでの時間に利用できる保証はありません。
自分の体験からすると、夕方から夜にかけて混雑しているイメージがありますので、少し時間に余裕をもって利用したいと思います。
エアポートホテル内にあるシャワー室はねらい目
空港施設内にあるシャワー室は空いてさえいれば使い勝手はよいですが、ゆったりとリラックスしたい方には、空港に隣接しているエアポートホテルのシャワー室をおすすめします。
世界各国の主要国際空港にはエアポートホテルが隣接されている場合があり、トランジットなどで仮眠をとったり、短時間の利用でシャワーを浴びることが出来ます。
例えば羽田空港の国際ターミナルに隣接しているロイヤルパークホテル・ザ羽田は、国際線の出発ロビーの奥にあります。
利用料は1時間2000円、延長30分毎に1000円で利用できます。
ゆっくりシャワーを浴びて、その後はリラックスルームでくつろぐことができます。
ソファーやテレビもあり、Wi-Fiも利用可能なので、出発までの時間を快適に過ごせます。
なによりも良いのは予約を受け付けている点で、自分の予定に合わせてスムーズに使えます。
私も羽田でシャワーを浴びたい時には時々使っていますが、満足度は高い内容です。
その際は何時までにチェックインするかは計算して計画を立てておきましょう。
空港で最強のシャワー設備は航空会社のラウンジ!
誰でも使える空港施設内のシャワーやエアポートホテルも使い勝手は良いですが、1つ大きな難点があります。
どちらの設備も、出国審査場の外にある点です。
シャワーを浴びリフレッシュして、“さあ後は飛行機に乗るだけ”といきたいところですが、これらの設備を使うと、手荷物検査と出国審査をしないといけません。
空港や時間帯にもよりますが、手荷物検査や出国審査には長蛇の列ということも良くあります。
手荷物検査や出国審査に1時間近くかかって、折角シャワーを浴びたのにぐったりしてしまうこともあります。
私も夏場にエアポートホテルでシャワーを浴びたのに、手荷物検査と出国審査に時間かかり、搭乗する頃には汗びっしょりになってしまった経験があります。
では、どうすればより快適に、空港でシャワーを浴びることができるでしょうか?
それは出国審査を通過したエリアにある空港会社のラウンジで、シャワーを浴びることです。
ラウンジ内のシャワー室は比較的空いている場合が多く、仮に満室の場合でもラウンジ内でゆっくりとドリンクなどを飲みながら待つことができます。
シャワー室も清潔で豪華な造りのラウンジもあり、気持ちよく使えます。
ラウンジに入るにはビジネスクラスに搭乗する必要があるから。。。。、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネスクラスに搭乗しなくてもラウンジでシャワーを使える方法があります。
それはクレジットカードでラウンジを利用できるものに、入会すれば良いのです。
中には年会費1万円程度で、ラウンジが使えるクレジットカードもあるので、年に数回以上国際線を使われる方ならば、元は取れると思います。
まとめ
出張や旅行で長時間のフライトに乗るときは、リフレッシュした状態で乗りたいものです。
職場から空港へ直行する場合やトランジットなどでは、空港のシャワー施設を効果的に使いたいものです。
どうしてもシャワーを浴びたい場合、出来ればシャワーを浴びられれば良い場合、時間に余裕があるのでシャワーを浴びた後、くつろぎたい場合など、TPOに合わせて施設を使い分ける、より快適な旅になるでしょう。
シャワーをどうしても浴びたい場合は、予約ができるエアポートホテルは使い勝手が良いですし、シャワーだけでなく飲食も楽しみたい場合はラウンジがおすすめです。
私もその時の状況で、それぞれの施設を使い分けています。
上手にシャワー室を使って、快適な状態でフライトをお楽しみください。
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